政治の数字―日本一腹が立つデータブック

政治の数字―日本一腹が立つデータブック (新潮新書)

著者は自民党の本部職員から新進党へ、その後太陽党、民政党、民主党の事務局長に就任した、現在の政界の生き字引のような人物です。税金の無駄使いを始め、さまざまな呆れるような数字がこれでもかと列挙され、読者としては怒りを感じつつも一方で呆れて苦笑いをせざるを得ない感じに捉われます。最後は脱力という感じです。
しかしここで取り上げられているトピックは皆重要で、毎日新聞で全面を使って宣伝してもいいようなないようなのですが、そういう本質に迫るアブナイ記事を載せないのが、マスコミの体質というべきなのかもしれません（力ない笑）。