酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

Nintendogs のもたらす偶然のネットワーク

nintendogs 柴&フレンズ

nintendogs 柴&フレンズ

Nintendogs というNintendo DS のソフトがリリースされていて、よく売れているようです。内容はモーションキャプチャされた仔犬を育てるというゲームで、結構よく作りこまれています(PS系の「どこでもいっしょ」と似たような内容だといえるでしょう)。
まあそれだけなら、特に買うつもりはなかったのですが、このソフトを起動した2つの本体が近くですれ違うと、双方の仔犬が出会うというシチュエーションが発生し、飼主・飼犬の情報が「勝手に」交換されるという機能がついていることがわかったので、ちょいと試してみることにしました。
交換される情報には、自分で設定したメッセージが含まれますので、そこに mixi の id を書いておき小田急線などに乗車してみました。二日間使ったところ一日4匹(台?)ほどの仔犬とすれ違っています。「飼主」の男女比は4:6ほど、驚くべきことにそのうちの一人の飼主の方からは mixi でメッセージをいただきました。他にも自分自身のブログの url を書いている人もいたりして、そこを見に行くとまた別の人を発見し…という具合に仮想空間と現実の世界の間の奇妙の入れ子構造が面白いと思いました。
実際 mixi の中を検索してみると、既にコミュニティが立ち上がっていて、遭遇情報などが交換されているようです。位置情報そのものを使っているわけではありませんが、遭遇時間が記録されていますので自分の行動を思い出すと、「あああの辺ですれ違ったのかなぁ…」と思い出すことができます。