- 作者: 高橋昌一郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/08/20
- メディア: 新書
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本書は単にこの二つの理論を説明するだけではなく、ゲーデルの生涯を通しての研究の履歴や他の研究者との交流、宗教的態度などをも包括的に解説したものです。数式も殆ど出てきませんのでじっくり筋を追っていけば、いわゆる文系の方にも「何が問題だったのか、どのように議論されてきたのか」についての雰囲気は十分掴めるのではないでしょうか。
ホフスタッターやスマリヤンの名著をひも解くのも良いのですが、これらは夏休みの宿題になりそうなヘビーさでもありますので、とある週末に軽い気持ちで入門的に読み進めるには良い本ではないでしょうか(とはいえ、決して内容的には決して軽いものではないのですが)
*1:まあ私の考える哲学なんぞは、極めてナイーブなものに過ぎませんが