- 作者: 竹熊健太郎
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2004/02/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「サルでも描けるまんが教室」はマンガ産業、マンガ創作に対するパロディという位置付けだったと思いますが、さすがにマンガ表現論に対する竹熊氏の視線は鋭いものを含んでいると思います。これからの原作のありかた(シナリオ式、小説式からネーム式へ)、マンガ制作の方法などに関する考察も述べられていますし、家内制手工業である日本のマンガ制作を映画的な体制に組みなおせないかという提言もなされています。もちろんそれが良い効果だけをもたらす物かどうかは不明ですが…(大塚英志氏の述べる創作論に近いものも感じます)。