酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

働きマン

働きマン(1) (モーニング KC)

働きマン(1) (モーニング KC)

週刊誌「JIDAI」編集部を舞台に、働く人々の様々な思いを描き出したコミックです。安野モヨコ氏は、名前と絵柄は知っていましたが、いままでなんとなく敬遠して読んでいませんでした。今回単行本を読んで、食わず嫌いは損の元ということを改めて感じた次第です。
一応松方弘子という女性編集者が中心的な役割(狂言回しと言った方が相応しいかも)を果たしていますが、回が進むにつれ仕事に関係する人々、なかなか会えない恋人なども登場し、それぞれの立場で仕事に向き合い悩みながらも、小さな喜びを積み重ねながら日々を過ごしていく様子が丁寧に描かれています。
全ての働く人に。男性でも、女性でも。