酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

東海林さだおの味わい方

東海林さだお(著)、南伸坊(編)
日常生活を愉快に描く名エッセイストの東海林さだお氏の既刊単行本49冊の中から、食に関する簡潔な定義だけを抜き出して並べた、辞書のような本です。まさに美味しいところだけを抜き出した贅沢な内容。この手の本の常として、一気に頭から読むというよりは手近な所においておき、ほっと一息ついたときに2、3個読んではニヤリとするなんてのがお勧めできる読み方かもしれません。なにしろ美味しそうな話がてんこ盛りなので一気に読むと胸焼けしそうです(笑)。