酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

続 懐かしい日本の言葉ミニ辞典―NPO直伝塾プロデュースレッドブック

藤岡 和賀夫 (ASIN:4883351165)
以前話題になった同名の書籍の続編です。相変わらず味わい深く懐かしい言葉のオンパレードです。幾つか引用してみましょう。


転ばぬこと、風邪ひかぬこと、義理を欠くこと
これは、長生きの秘訣(笑)。

星月夜
一般に誤解されている場合が多いのですが、星の出ている月夜ではなく、月は出ていないが星が出ていて月夜のように明るい夜のことです。よく晴れた秋の夜は星が満点を覆い、まるで月夜のようになるということから星月夜は秋の季語です。

衣衣(後朝)の別れ
「きぬぎぬのわかれ」と読みます。これは、一夜を過ごした男女が、朝にそれぞれの衣を着て別れていく様、もしくはその朝を表す言葉です。なんだか情緒がありますねぇ。