酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

ケンタッキーフライドポークカツレツ オン ステージ

今日は出張です。さて、いつも蕎麦では芸がないので、地元のおいしい豚を使っているという駅近くのトンカツ屋へ。ロースカツ定食(1300円)を頼んでから、ふとメニューを見るとキャベツ、オシンコ、味噌汁、ご飯のおかわりが「それぞれ」100円掛かることがわかり、少し不安に(^_^;。

出てきたカツはなぜかケンタッキーフライドチキンの味と香りが…う〜む何故でしょう?いえ、肉の味はまあ豚っぽいのですが、衣があの独特のフライドチキンに似通っています。

お客は私と中年女性一人。この女性は私がいざ食べはじめようとしたときに、お勘定を頼んだのですが、店の片隅にあるアルパ(インディアンハープ)を見つけて「あれは?」と質問しました。するとお店の女主人がよくぞ聞いてくれましたとばかり「趣味なんですよ〜。一曲お聞かせしますか??」と言いつつも手は既にハープへ。私のテーブルの横に腰を下ろすとやおら弾き始めました。

いえ、私も決してライブは嫌いじゃないのですけど、真横でパリパリ音のするキャベツを頬張るのには大変気を遣いました。それに近くで聞くとハープも結構音が大きいので少々調子ハズレの演奏は脳味噌に響きましたねぇ(笑)。

一曲だけの筈が四曲五曲と続き、お店はもはやオンステージ状態でした。もう一人のお客さんはノリノリ。あまり落ち着いて食べた気がしないまま、曲の切れ目を待ってお勘定をお願いしたのですが、「有り難うございました」とは言って貰えませんでした。きっと私が食事中で、ちゃんとした拍手ができなかったのがいけないのでしょうかねぇ(^_^;。済みませんでした。

そのままそっとお店出て、馴染みのバーで休憩致した私でした。