酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

のだめカンタービレ (9) (現在第9巻まで刊行中)

二ノ宮知子 (ASIN:4063404889)
ご存知クラシックコメディ漫画。いままでいまひとつメジャーになりきれなかった(?)二ノ宮知子の出世作かもしれません(今までの作品も好きだったのですが、やや癖が強くていまひとつウケが悪かったようですね(笑))。音大生たちの真摯ながらもギャグに溢れた生活を描いています。それでいて音楽シーンの描写が、回を重ねるごとに洗練されていき、まるで登場人物達の成長の過程と歩調を合わせるようです。読み終わったあとには、そこに描かれていたクラシックの楽曲達を是非聴いてみたいと思わせることもしばしばです。少女漫画に免疫のない方でも抵抗なく読めると思います。学生のギャグ漫画という意味では「動物のお医者さん」(ASIN:459211082X)のノリに近いものもあります。
以下ネタバレ(という程でもないのですが)なので色を変えてあります。マウスでドラッグして反転させると読みやすくなります。

当初この手のコミックにありがちなパターンとして、
今回の巻が最終巻になるのかな〜と思っていたのですが
(すなわち「エースを狙え」パターン)。
いやいやどうして、いよいよ次巻より海外編がスタートです。
…ということで、楽しみにしています。