酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

2000/05/25 Thu.

塩尻へ。打合せのあと松本へ移動。本当は松本に泊まりたかったのだが、何かの学会があるという話でホテルは満室。仕方なく本日は長野泊ということになる。明日は黒姫(信越本線、長野より30分ほど)にて打ち合わせのため、まあ長野に泊まったほうが便利ではあるのだが。松本では知り合いの焼き鳥屋へ顔を出し、慌しく食事を済ませて特急に飛び乗る。

長野の投宿は「長野ワシントンプラザホテル」。これは相模大野のトラベルエージェントが選んでくれたものだ。そこらじゅうに「環境保護のために、剃刀と歯ブラシを廃止しました。ご面倒でもご持参をお願いします」と書いてある。電話でも女性が予約電話に対してそう言っている。とはいえ経過措置としてそれを知らずに来た客にはフロントの裏に山と積まれた剃刀と歯ブラシを渡してくれるようである。

ホテルに荷物を置いて、近くにある三井ガーデンホテルの地下にある M というバーへ。ここはかつてオールドボトルを揃えたなかなか渋いバーだった(バーテンダーも負けずにオールドな方だったが)。しかし、久々に来てみると造作は同じままだが、バーテンダーも替わり、なんとなく雰囲気も違う。カウンタの右の端の方では、エポキシ系接着剤を使ってカウンタの上で靴底の修理をしている若い女性がいたりする。どうやらこの女性はバーテンダーの知り合いらしく、何も注文せずに修理だけして帰る。後ろのテーブルでは7人ぐらいの団体が大声で騒いでいる。興ざめであったので "Longrow" を一杯だけ飲んで席を立つ。

物足りない感じなので、こんどは「池紋(いけもん)」というホテルの一階にある「Eau de Vie cellar 紋」というバーに入ってみる。お酒の種類はそこそこ。ここでは "Glen Scotia" を注文する。 snifferモルトを注いでくれたので、一安心。しかしここでも後ろのテーブル席に延々と携帯で馬鹿話を続けるカップルが座っている。店そのものは良い感じだったが、やはり落ち着かないので一杯で外へ。

そろそろ眠くなってきたのでホテルへ帰りメールを読んで就寝。