読売新聞に「喫煙者のための海外旅行」という広告が出ていた。何でも全旅程喫煙可(国際線含む)ということらしい。喫煙者には朗報だろう。しかしその価格は他と比べたわけではないが、あまり安くない印象である。ここでも喫煙者は薬物依存性を逆手にとられていいカモにされているのかと思う。
私は喫煙者ではないが、近年の喫煙者に対する「迫害運動」には少々辟易気味である。
一方「現代たばこ戦争」(伊佐山芳郎著、岩波新書)を読むと、喫煙推進企業の論理(暗躍)を思い知らされて、これまた胸が悪くなってくる。自動販売機でも売っている公認ドラッグ「煙草」に対してどのような態度をとるかは、結局社会的な選択だと思うが、税収確保のためだけに習慣的中毒者をなくさないセンスには賛成しかねる。
- 作者: 伊佐山芳郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1999/05/20
- メディア: 新書
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しかし、博打(競馬、競輪、競艇、パチンコ)も習慣性薬物(煙草)も公的に管理され、税収が上がり、天下り先の確保に役立つならばお咎め無しという事実は皆が知っている。面白い世の中である。
そう言えば数年前、米国のある航空会社が「国内線でも喫煙可」を売り物にしてテレビコマーシャルをしていたことを思い出した。もちろんそのコマーシャルでは、老若男女が「自由って素晴らしい!」とはしゃぎながら、飛行機の座席で煙草をこれでもかという勢いで吸うのだ。ほとんど自棄<ヤケクソ>になったような映像だった。
話は変わって、夜の出来事。ドキュメント作成が終わりいざプリントアウトしようとすると、何故かエラーになる。これは PowerPoint で一ページに6枚の配布資料を打ち出そうとしようとして起こった。仕方が無いので Adobe Acrobat を使って一度 PDF に変換してから、改めて印刷してみた。今度はうまく行き安心。例によって速いレーザープリンタ(エプソン LP-1700)に助けられる。
ところで Acrobat は 4.0 になって随分使い勝手が良くなったような気がする。安定しているし、処理も速い。この版からは日本語でもフォントの埋め込みをしてくれるので、再現性が更に良くなった。3.0以前の Acrobat ユーザーは乗換えを強くお勧めしたい。