酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

1999/06/21 Mon.

昨年に引き続き、5月の海外出張以降ページの更新が滞ってしまった。しばらく書かないと材料が多くなってうんざりしてくるが、それらをきれいに忘れてしまえば、また書き繋ぐことができる。要するにサボってしまった部分の日記は書かない、というのが長続きのコツである(少なくとも筆者にとっては)。ということで5月の後半から昨日までに起きた事柄に関しては、後日思い出したときに追加するかも知れない、ということにして再開しよう。

先週(9日から11日)は盛岡へ行っていた。三陸ということでやはり海産物がおいしかったが、いままで知らなかった店も色々と開拓することができた。特に冷麺で有名な「食道園」の、すぐ近くにある「佐吉丸」という店はとてもコストパフォーマンスのよい店で、大変満足できた。

それはともかく。今日のトピックはCATVである。私の住んでいる相模原市にはタイタスというCATV業者が入っているのだが、それが最近インターネットの常時接続を始めたのである。最低料金は6000円からだが、これで高速なインターネットアクセスが24時間可能になる。電話回線を使った通信費の増大におびえる必要はなくなるのである。もちろん文字だけの電子メールを少しだけ交換している人には無駄だが、こうした高速で常時接続されている回線に個人がぶら下がれることにより、いろいろと面白いことができそうである。

私の家には本日の午前中に工事が入り、無事接続が開始された。使ってみると今までの ISDN と比べても桁違いの速さである。これでまた一歩野望に近付いた((c)サルまん)。この接続サービスに関しては http://www.allnet.ne.jp/ を参照のこと。工事は若いお兄さんが一人でやってきた。以前は単に同軸をひっぱりこんでテレビやセットトップボックスに繋いでおしまいだったはずだが、いまや最後にノートパソコンを引きずり出してケーブルモデムの動作確認をしなければならない。きっと本人は手順どおりにやっているだけなのだろうが、それでもなかなか大変そうである。工事屋さんの手にかかると、ノートブックPCもドライバやワイヤストリッパの一種に見えてくるから妙なものである。それだけ道具として成熟してきたということなのかもしれない。

CATV業者のインターネットに対する態度は様々である。武蔵野近辺のCATVはなんと「従量制」だそうで、これでは単に電話線が少し早くなっただけで、インフラとしては全く不充分である。通信費で破産する心配を常にしなければならない。また新百合ヶ丘近辺のCATVはそもそもインターネット接続をやる気が無いようで、友人のA氏@O社をいたく落胆させている。