酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

Mon.

私は今大変に怒っている。やっと東芝から最新 Windows98 アップグレードキットを送ってきたので、30日夜の10時ごろからアップグレード作業を始めた。例によってダンプ等に時間がかかり、Windows95 の再インストールやアプリケーションのインストール、98 へのアップグレード、古いデータの移行などが一通り終わったのは夜中の3時頃であった。デバイスドライバを入れ替えたおかげで、きちんとスリープもするようになり、めでたし、めでたしの筈だった。

この日誌もかかれていなかった8月19日から30日までの分を書き下ろすことができた。それなのに何故その分がここに掲載されていないのだろうか。

そう、その通り。例によってデータが失われたのである。現象は次のように起こった。

Windows 98 に無事アップグレードした私は、息抜きに日誌を書いた後、ほとんど最後の段階で Netscape (Navigator 4.03) をインストールすることを思い立った。最近はほとんど Internet Explorer でも用は足りるのだが、Netscape でなければ見ることのできないページも存在するので、やはり必要なのである。ところが Netscape を入れた後再起動をかけようとしたところ、マシンが立ち上がらなくなってしまったのである。Safe Mode にしようとしても立ち上がらない。こうなるとあれこれいじりまわすよりもさっさとすべて再インストールするしか方法がないのが普通だ。

時計を見ると3時半、今からもう一度同じ作業を繰り返す元気はない。それでもマシンが立ち上がらなくては、仕事に対して致命的である。そこで結局 Windows95 と主要アプリケーションを入れるに留めることにした。機能より安定性をとったということである。

しかし、このような無駄な作業を強いるものを、何故売っているのだろうか。私は計り知れない時間を Windows そのものの保守に充ててきた。ぎりぎりでマシンが幾度立ち上がらなくなったことだろう。これでは個人の生産性の上昇分などちょっと運が悪ければ簡単に吹き飛んでしまう。

本当に悲しいことである。

30日夜から31日早朝はこんな調子でほぼ徹夜状態だったが、朝は10時に東陽町にいかなければならないので、20分程眠って家を出る。今夜は東陽町のホテル泊である。ホテル自身は普通のシティホテルだった。可もなく不可もない。

ホテルの予約は「ホテルの窓口」で予約したものである。最近かなり使い勝手が良くなった。出張が多いにも係わらず、秘書のいない人にはお勧めである。