酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

間抜けな経験をした。以下にそれを書く。

さる学会から頼まれたOHP原稿の提出締め切りが迫っていた。8月10日迄ということで、特に断り書きがなかったことを良いことに、「23:59分迄に提出すればいいや」と勝手な理屈で準備を進めていた。なにしろ全然時間がとれなかったので、半ばこの週末に賭けていたのである。

当初の目論見通りOHP原稿の準備は 22:30 頃無事終わり、あとは電子メールで送付すればいいだけの筈だった。なにしろ、いままでこの講義の関係で2回原稿を提出しているが、2回とも電子メールだったのだから。

しかし、この3回目の原稿の送付先情報を見た私は、一瞬気が遠くなった。なんと送付は電子メールではなく、「現物」を求めていたのである。慌てて宅配便に片端から電話をかけてみるが、近くの営業所は当然ながら誰もでない。

どうしようか。朝一番で送ればいいだろうか、しかしそれではどんなに早くても先方着は11日の遅い午後になってしまう。バイク便は使ったことがないし、そもそも距離が長すぎる気がする。

結局出した結論は単純だった。「明日の朝一番に自分で届けよう」。幸い届け先は都内である。この時点で既に時計は1時を回っていた。いくつかのメールを書いたり、原稿を纏めていたりしている間に気がつけばもう5時前である。今から中途半端に寝ても仕方がない。

ということで早朝の小田急に乗り、先方に向かった。到着したのが8時前。当然先方の事務所は開いていない。仕方がないので郵便受けに原稿を投入し、帰ることにした(以下明日の項に続く)。