酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

handsome fool

 

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画像引用:A clever, ugly man every now and then is successful with the ladies, but a handsome fool is irresistible.

handsome fool

* これは2年前に書いて公開して居なかったブログ記事です

 

とある文章を読んでいたら "handsome fool" という表現が出てきて、良くわからない熟語だなあと思っていて色々調べたのですが、なかなかピンとくる説明に出会えませんでした。

handsome fool というのはその辺の辞書には載っておらず、検索するといくつかヒットするのですが、歌や本や記事のタイトルだったりして、既に handsome fool というのがどう言う意味かを知っている前提で書かれているので、いまひとつピンと来ませんでした。

で、検索するうちに「ハンサムなバカ」と「頭の良いブオトコ」のどちらが良い?といった身も蓋もないディスカッションフォーラムに行き着きました。そこでは hasdome fool は文字通り「ハンサムな(顔の良い)バカ」という「素直」な解釈のようでした。

で、結局もとに戻って、最初に読んでいた文章でどうなっていたかと言えば:

「xxxについてはxxxって書いたあったよ、you handsome fool」

というような使われ方だったのでした。文脈としては「やや軽いからかうような罵倒」を行っているものに見えました。まあこれはやはり「相手を持ち上げながら貶している」ということなのでしょうかね。顔の見えない相手に対するやり取りですので、慣習的なちょっとしたからかい言葉なのかも知れません。

 

2018/10/08 追記

上では「ハンサムなバカ」を直接的な意味として挙げていますが、改めて検索してみると、そうした直接的な利用方法は少なく、むしろ(1)「バカ」という直接的な言い方の語感を和らげるために使われたり(上で私が見た用例)、(2)「中身のことは問題にしなくても良いハンサム」というニュアンスを出すために使われているケースが多いような気がします。

Pinterest の以下のようなページは、そうした「イケメン上等(中身なんか気にするな)」というニュアンスが存在することを示唆しているいるような ... ?(笑)

(このページのタイトルは冒頭に挙げたサッカレーの引用から来ているのかも知れませんね)。

www.pinterest.jp