酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

It's all about the Benjamins.

Money

とある記事を読んでいたら "It's all about the Benjamins." という表現が出てきて、これは一体何だろうと思いました。正確にはその記事に書かれていたのは "It's not all about the Benjamins." だったのですが、もともとは not のつかない先の表現がオリジナルのようです。

It's all about 〜 は「全ては〜のために」「全ては〜次第」といった表現なのですが、the Benjamins は何でしょう。「ベンジャミン一家」... という解釈もありますが、ここで指されているものは 100ドル札の肖像画である「ベンジャミン・フランクリン」です。

とはいえ「全ては100ドル札のため」と言ってもなんとなくわかるようなわからないような。

wikipedia を調べてみると以下のような情報がみつかります

It's All About the Benjamins - Wikipedia

これは ラッパーの Puff Daddy が 1997年に発表した曲名なのですが、ここでの使われ方は要するに「金が全てだ!」というものです。

なので以降、一般的にも ""It's all about the Benjamins." というフレーズは

全ては金次第

一番大切なのは金

 という意味に使われるようになったようですが ...

その派生型である "It's not all about the Benjamins." は

金が全てではない

という意味でしょうか。