酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

T-boneの話

T-bone というのはもともとステーキの名前です。肉の断面に骨が T 型に現れるので、このような名前になりました。BSE騒動の際に骨髄を食べてはいけないのではないかという話がでて急速に見なくなりました。

こんな感じですね。

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さて本題はステーキそのものではなく、ここから派生した派生的意味のお話です。

 

米国では T-bone という動詞は特にある特定の状況下で使われるようです。 

http://www.wordsense.eu/T-bone/#English より引用

chiefly US slang of a car or similar vehicle - Collide perpendicularly with the side of chiefly - another vehicle.

ということで「ある車に他の車が横からぶつかる」という状況を表す動詞なのでした。

例:

    • 1993Car and Driver, volume 39, page 25 (Hachette Magazines, Inc.)
      Its hood had already been accordioned from T-boning somebody else[.]

その車のボンネットは既に、他の車に横から衝突して潰れてしまっていた。

なお accordioned という動詞(accordion の過去形)は、楽器のアコーディオンと同じですが、他動詞として使われると「ぺしゃんこに潰す」という意味になります。