酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

夕映えの六本木ヒルズ

東京タワーの大展望台から夕刻に撮影。タワーから東京を眺めてみると、この六本木ヒルズの特異さが際立ちます。あえて表現するならとても「唐突」な印象なのです。
新宿のビルにしろ、汐留のビルにしろ、群として構成されているわけですが、このビルだけは平野に突如立ち上がった塔のよう。例えばテリーギリアムの傑作映画「未来世紀ブラジル [DVD]」のなかで、主人公の夢の中に突如出現する無機質な塔のようですね。きわめて未来的な風景であると同時に世界の終末に取り残された人類最後の砦といった妄想も心をよぎります。まああくまでも現世のゴタゴタとは関係ない妄想ですけれど。